トイプードルが最近、元気がないけど、老化のせいかな?
こんな疑問はありませんか?
トイプードルの老化はいつから始まるのか。具体的な老化のサインを把握しておくと安心です。放置すると健康リスクが増えるかもしれません。
長年トリマーをしていると、子犬の頃から年を取り虹の橋を渡る直前まで、トリミングを担当させてもらえることがあります。毎月のように全身状態のチェックをしていると、飼い主さんにも気付けない小さな変化に気づけることも多いんです。
長年の経験から得た、老化のサインと言える変化と効果的な老化防止対策について紹介していきますね。
トイプードル老化の初期サインと対処法
トイプードルの飼い主が気をつけるべき老化の初期サインと、それに対する適切な対処法を紹介します。
- 老化の始まりは7〜9歳から
- 変化する行動や見た目のサイン
- 日常のケアでできる老化対策
トイプードルの老化は7〜9歳から
トイプードルの老化は一般的に7歳を過ぎた頃から始まります。 この時期から、体の機能が徐々に衰え始めるため注意が必要です。
若い時は落ち着く暇もなく元気に飛び跳ねていたトイプードルも7歳を過ぎた頃から、少しずつ眠っている時間が長くなります。
活動量が減り、睡眠時間が長くなるのは、老化の初期段階で多く見られる変化です。
この時期に適切なケアを行えるかどうかは、今後の老化の進行に大きく影響するので注意が必要ですよ。
老化のサイン(行動・見た目)
トイプードルの老化のサインには、行動や見た目の変化があります。
【主な変化】
- 体重の増減
- 毛並みの質感の変化
- 目の濁りなど
- 皮膚トラブル
- 視力が落ちる
特に、耳や目の健康に影響が出やすいため、異常を感じたらすぐに獣医師に相談することが大切です。
これらのサインを早期に察知し、適切に対応することで、トイプードルの生活の質を保つことができます。
お店に来るわんちゃん達も、7~10歳を過ぎると徐々に毛並みのパサつきや皮膚炎、関節痛や白内障など、体の至る所に老化のサインが表れ始める子がとても多いです。
早期発見と適切な対応で、愛犬の健康を守りましょう。
高齢トイプードルのための日常ケア3つのコツ
高齢になったトイプードルが快適に過ごせるように、日常ケアのポイントを3つ紹介します。
- 食事の見直し
- 適切な運動
- 定期的なトリミング
胃腸に優しい食事への移行
シニア期のトイプードルは消化機能が衰えはじめます。なので食事内容の見直しが重要です。
胃腸に優しい食材を選ぶことで、健康を維持できます。犬が消化しにくい小麦やイモなどを使用していない「グルテンフリー」のフードを選んであげましょう。
関節や消化吸収をサポートしてくれる緑イ貝や乳酸菌などの成分が入ったものもシニア期のトイプードルには効果的です。
消化しやすく、食べやすい小さな粒のものを選ぶことも重要です。
シニア期は噛む力の衰えも出てくるので、10mm以下のものを選んであげると良いでしょう。
適度な運動
適度な運動は、筋肉の維持と関節の健康を保つためにも必要不可欠です。
無理のない範囲での散歩や、家の中での軽い遊びを日常的に取り入れてください。フローリングや階段の上り下りは関節を痛める原因になるので、注意してくださいね。
お散歩は日中を避け、涼しい時間帯を選んでください。夏場は夕方でも気温が高いので、熱中症対策が必須になります。
→プロおすすめのお散歩グッズをまとめた記事はここからチェック
定期的なトリミング
月に1度はトリミングをしましょう。
トイプードルは定期的にシャンプーカットをしないと、皮膚病や毛玉による皮膚炎などを引き起こします。さらに、目に伸びた毛が入ることで目ヤニや涙の原因にもなります。
【トリマーのひとことメモ】
暑さ対策で毛をかなり短くするのは逆効果!
5mmや3mmなど毛を短くし過ぎると、皮膚に直射日光が当たってとても暑いんです。
毛を短くするならお散歩のときは必ず服を着せましょう。
いろんな意見がありますが、、、自宅でのセルフトリミングも私は推奨派!なぜなら、セルフトリミングは愛犬に快適に過ごしてほしい飼い主さんの愛だからです。
でも、正しいやり方を知らずに手を出すのはとっても危険!正しいやり方、道具でキレイを維持してあげてください。
セルフトリミングの方法は以下の記事で詳しく解説しています。
→目周りのカットのやり方
→プロトリマーも愛用のトリミンググッズ
正しい知識で、愛犬の清潔を保とう
高齢トイプードルに注意したい病気
年をとると共にトイプードルが罹りやすくなる病気を理解し、早期発見と対応を目指しましょう。
- 目の病気
- 骨や関節の問題
- 心臓疾患
①目
白内障
白内障はトイプードルに多く見られる病気の一つで、特にシニア期に進行することが多いです。
若くても遺伝などの関係で白内障を発症するケースもあるので、注意が必要な病気です。早期発見が重要で、瞳の奥に白く濁りを見つけたらすぐに専門の獣医師に相談しましょう。
発見が遅れると最悪の場合、失明する恐れもあるので、早いうちからサプリメントなどでの予防が大切です。
②骨や関節
骨折
高齢のトイプードルは骨密度の低下により、軽い衝撃でも骨折しやすくなることがあります。
散歩時や遊びの際は、無理な動きを避け、骨折のリスクを減らすための配慮が必要です。日常で想定できるリスクはできる限り排除しておくことも大切ですね。
骨折が疑われる場合は、速やかに獣医師の診察を受けましょう。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼は小型犬によく見られる病気で、特にトイプードルは遺伝的な要因で発症することがあります。急に膝関節が外れ、足をあげたままケンケンするように歩きます。
定期的な診察で症状の進行を把握し、適切な対応を行うことが望ましいです。
③心臓
僧帽弁閉鎖不全症
高齢のトイプードルが特に罹りやすい心臓病の一つが僧帽弁閉鎖不全症です。
この病気は心臓の弁が正しく閉じないことで、血液の逆流が起こり、心臓に負担をかけます。咳や呼吸困難が見られた場合には、早めの診断と治療が必要です。
定期的な健康診断を行い、初期段階での対応を心がけることが、病気の進行を遅らせる鍵となります。
心臓病の管理には専門の獣医師との連携が重要です。
トイプードルの老化を遅らせるための5つの予防策
トイプードルの健康寿命を延ばすための予防策を、具体的に5つ紹介します。
- 健康診断の重要性
- ストレス管理
- バランスの取れた食事
- 運動習慣
- 安全な環境作り
定期的な健康診断
定期的な健康診断は、トイプードルが健康を維持する上で欠かせません。
早期発見・早期治療により、様々な病気の進行を遅らせることができます。半年~1年に一度は定期検診を受けていただきたいです。
狂犬病や混合ワクチンを受ける際に、ついでに全身状態をチェックしてもらえば、うっかりど忘れ!なんてことがないですよ。
ストレスフリーな室内管理
ストレスはトイプードルの心身に大きな悪影響を及ぼします。積極的なストレス管理が重要です。
とくに急な環境の変化などがあった場合、犬はストレスを感じやすくなります。騒がしい環境や過剰な刺激から守り、できるだけ静かで安心できる空間を作ってください。
日常的に愛情を注ぐことも大切です。犬にとって寂しさは大きなストレスになります。たくさんコミュニケーションをとって大好きを伝えてください。
バランスのとれた食事
バランスのとれた食事は、トイプードルの健康を支える基盤となります。
食べるものは本当にバカに出来ません。食事を変えただけで様々な体のトラブルが改善した子をいままで何匹も見てきました。
体にあったフードは、様々な不調の改善・予防をしてくれます。老化が始まる今だからこそ毎日の食事にはこだわってほしいです。
「20歳を目指す」をキャッチコピーに、小型犬と長生きするために作られたフードを知っていますか?
ミシュワンは小型犬に必要な栄養素はもちろん、シニア期に嬉しい毛並みや関節をサポートしてくれる成分が入っています。
さらに、乳酸菌やイヌリンなど消化吸収をサポートする食品を使用しているので、敏感な胃腸を持つペットにも安心して与えられるんです。
常連さんの中には、ミシュワンにかえてからお腹の調子が安定したわんちゃんもいるんですよ!
公式サイトから定期便で注文すれば20%OFFで試せます。
回数制限や縛りは何もありません。
いつでも解約・一時停止できるので安心して利用できますよ。
ミシュワン公式サイト
食事の量や頻度は、獣医師と相談しながら、愛犬の年齢や健康状態に合わせて調整してくださいね。
定期的な運動
定期的な運動は、トイプードルの体重管理と健康維持に役立ちます。
毎日のお散歩はシニア犬の筋力維持にとても効果的です。少し太り気味なら積極的に運動してください。肥満は足腰に負担がかかりますし、心臓などの臓器にも悪影響を及ぼす可能性が高いんです。
ただし、無理のし過ぎは禁物です。本人の様子を見ながら行ってくださいね。
ケガ防止・安心な環境作り
高齢になってからのケガは、老化を早める原因になりえます。
フローリングに滑り止めになるクッションフロアを敷いたり、階段入り口にペットゲートを取り付けるなどの対策が必要です。視力を低下しているなら家具の角などにクッションを取り付けるのもいいでしょう。
家具に飛び乗ってケガをするケースもかなり多いです。
ソファーなどに飛び乗る場合には、家具の配置を変えたり、ステップなどを置いてジャンプをさせない工夫が必要になります。
足腰が弱くなってくると、急にふらつくことも多くなります。家具の配置を見直し、トイプードルが自由に動き回れるスペースを確保することも大切です。
プロいちおし!ドッグフード&サプリメント
ドッグフード、サプリメントなどを幅広く取り扱っているトリミングサロンに勤務し、長年フードやサプリメントに携わってきた筆者が、トイプードルの老化防止に役立つイチオシ商品をご紹介します。
薬は効果が高い代わりに副作用など怖い一面もあります。飲まなくてもいい薬はなるべく飲ませたくないから、早いうちからドッグフードやサプリメントで予防することが大切なんです。
小型犬のためのフード│ミシュワン
小型犬と寄り添うためにつくられた「20歳を目指す」ドックフード。
小型犬・シニア犬に嬉しい工夫がたくさんされているフードです。
ミシュワンに使われている食材の効果
消化吸収を助ける成分が入っているだけでなく、ワンちゃんが消化しにくい「小麦・穀物・イモ」などのグルテンを使用しないのでお腹にとても優しいんです。
関節や毛並みのサポートをしてくれる成分も入っているので、老化の予防が期待できます。
いつもお腹を下しちゃう子もミシュワンなら食べられた!なんて口コミも多いです。実際、私のお客様のトイプードルちゃんもミシュワンを食べていたら下痢をしなくなったそうなんですよ。
トリマーの私から見ても、一度は試してほしいフードです!
ミシュワン公式サイト
輝く瞳に│日本ビーエフ ブルーベリー&ルテイン
ブルーベリー&ルテインは、犬の瞳の健康を保つために作られたサプリメントです。
目の健康サポート成分である「アントシアニジン」と紫外線やブルーライトから目を守ってくれる「ルテイン」が豊富に含まれています。
粒サイズは1㎝程度で食べやすいようにリンゴの風味がついています。
錠剤は食べてくれない時は、粉にしてフードに振りかけるのもおすすめですよ。スプーンの裏などで潰せば簡単に粉末にできます。
うちのお店の看板犬も6年ほど飲み続けているんですが、14歳になった今もキラッキラのお目目を維持できているんです!
飲ませ始めたきっかけは、白内障の初期症状がではじめたからです。8歳の時に瞳の奥が白く濁っていることに気が付き、すぐに「ブルーベリー&ルテイン」を与え始めました。1日1粒、毎日欠かさず飲ませ続け、14歳になった現在も白内障が進行している気配はありません。
早めの予防ケアで愛犬の目の健康を保ちましょう。
皮膚トラブルに│ミラネストゼリー
皮膚トラブル・無くならない赤み痒み、あきらめていませんか?
薬用シャンプーや薬では改善せず、長年苦しんでいるワンちゃんと飼い主さん達を多く見てきました。中には薬の飲み過ぎによる副作用で毛がほとんど抜け落ちてしまった子もいます。
薬に頼らず、皮膚トラブルを改善できる商品はないか、、、そんな中で見つけたのがこの商品です。
ミラネストゼリーはつばめの巣を使用したサプリメントです。加齢による皮膚トラブルの改善などを目的に作られた世界初の商品です。
犬は加齢とともに糖鎖という栄養素が減って、様々な皮膚トラブルを引き起こします。
加齢によって引き起りやすい皮膚トラブル
つばめの巣に多く含まれる糖鎖栄養素の一つ「シアル酸」は皮膚トラブルを根本から解決してくれる画期的な商品です。
もし、愛犬が食べてくれなくても大丈夫!45日以内なら商品の一部を使っていても全額返金してくれますよ。
初回限定のトライアル商品もあるので、ぜひこの機会にお試しください!
まとめ トイプードルの老化対策と予防ケア
今回は、トイプードルの老化サインとその対処法、予防策について詳しく解説しました!
上手にケアすれば老化を遅らせることは可能です。大切なのは早期発見・予防ケア。
いつまでも元気に無邪気に遊んでいてほしいから
早めの対策で、愛犬の元気を維持してあげましょう。
愛犬の健康を維持するためには、早めのケアが重要!
コメント