生後5ヶ月が過ぎた子犬がご飯を食べない!
今までよりも食欲が落ちている気がする、、、。
こんなお悩みはありませんか?
この記事では、生後5ヶ月の子犬がご飯を食べない原因と対処法を分かりやすく紹介していきます!
トリマー歴10年の筆者が、早急な病院の受診が必要か?の判断基準も解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
生後5ヶ月の子犬がご飯を食べない原因
5ヶ月の子犬がご飯を食べない場合、必ずしも病気とは限りません。
ご飯を食べない時に、考えられる原因は様々な理由は様々です。
それでは詳しく解説していきましょう。
①成長期が落ち着いたため
生後5ヶ月ごろは、子犬の成長が落ち着き始める時期です。
成長が落ち着くと、必然的に食欲が低下しやすくなります。
元気なのにご飯を残すということなら、心配せずに見守ってあげましょう。
毎回、ご飯を食べきれず残してしまうなら、一回に食べきれる量に調整してあげてください。
朝はあまり食べないけど。夜はしっかり食べる。など食欲のリズムには個体差があります。
愛犬の様子を観察して、ちょうどよい食事量を見つけてあげてくださいね。
②わがまま
5ヶ月の子犬がご飯を食べない場合、わがままである場合が多いです。
体調不良ではなく、わがままでご飯を食べない時の特徴は以下の通りです。
「おやつは食べるのにご飯を食べない」
これは、愛犬の中で「ご飯を食べない→おやつがもらえる」という認識になっているせいです。
わがままが原因の場合、ご飯を食べさせるには、愛犬との根比べをする必要があります!
ご飯を食べないから、代わりにおやつを・・・という流れを今すぐやめてください。
子犬に「ご飯をすぐに食べないと何も食べられない」と覚えてもらう必要があります。
まず、ご飯を食べないなら20~30分程度で器を片付けましょう。
そして、次のご飯の時間まで何も与えないでください。
これを繰り返すとお腹がすいたタイミングでご飯を食べてくれるようになりますよ。
おやつを与えるくらいなら、フードに栄養満点のトッピングをかけるのもアリでしょう。
→トッピングにもなる子犬におすすめフードを比較した記事を読む
③ドッグフードに問題があるケース
生後5ヶ月の子犬がご飯を食べない場合、ドックフードに問題がある可能性もあります。
それでは、それぞれの詳しい原因と対処法を解説していきます!
★ドッグフードを変えた
最近、ドックフードを変更しましたか?
子犬に限ったことではなく、犬がフードの種類を変えたせいでご飯を食べなくなるのはよくあることなんです。
今までよりも値段の低いフードに変更したら食べてくれなくなった・・なんて話はよく聞きます。
犬は、基本的に匂いや味、食感などで美味しさの判断をしています。
そのため、品質の低いフードや今までと違う香り・味のするドッグフードは警戒して食べません。
ドッグフードを変更すること自体は、特別問題のある行為ではありません。
しかし、いきなり新しいフードに切り替えるのはやめてください。
警戒して食べない可能性はもちろんですが、急にフードが変わることで、下痢や嘔吐などを引き起こす可能性が高くなります。
少しずつ今までのフードに新しいフードを混ぜ、1週間程度かけて切り替えていきましょう。
★好きじゃない
ドッグフードの味・匂い・食感のどれかが気に入らないのかもしれません。
好みの問題もありますが、このケースでよくある理由は2つです。
- グレードの低いフードに切り替えた
- おやつのあげすぎ
価格の安いフードは基本的に味が落ちるので、食べてくれないことがあります。
きっと「前のご飯の方がおいしかった」「好きじゃないから食べたくない」と思っているのでしょう。
安い=悪いとは言い切れませんが・・・。
低価格・大容量なのに食いつき抜群!!!
こんなフードは食いつきをよくするために様々な添加物が含まれています。
フードを選ぶときは原材料をしっかりチェックして安全性の高いものを選びましょう。
そして、おやつのあげすぎもフードに興味を示さなくなる一因です。
おやつは、犬が喜んで食べるように嗜好性が高く作られています。
一方、ドライフードは栄養バランスを優先しているため、おやつよりも嗜好性は低くなりがちです。
ご飯を食べないからと、おやつ等を与えるのは逆効果なので絶対ダメ!
「ドッグフードを食べなければ、美味しいものがもらえる」と学習してしまいます。
かわいそうに思うかもしれませんが、強い心で耐えてください!
頻繁にフードを変えすぎるのは、犬が混乱するので避けたいです。
しかし、明らかにいやいや食べているなら、違うフードに切り替えるのも検討すべきでしょう。
★品質が悪い
買ったばかりのフードは食べるのに、しばらくすると食べなくなる。。。
それ、ドッグフードの酸化が原因かもしれません。
大容量のドッグフードを購入しているなら、特に注意が必要です。
酸化したフードは匂いや味が変化するので、嫌がって食べてくれなくなります。
つきこ
酸化したフードは体調不良の原因にも!!
ドッグフードは空気に触れている限り酸化し続けます。
酸化を防ぎたい時に便利なのが、真空保存!
真空保存は、お腹の弱い子にもおすすめしたい方法です。
ドックフードを小分けにして真空保存しておくことで、嫌がらずに食べてくれるますよ。
いつでも新鮮なフードを与えられるので一石二鳥!
④ドックフードの与え方に問題がある
5ヶ月ごろの子犬は、ドッグフード自体に問題がなくても、与え方が間違っているとご飯を食べてくれないことがあります。
それぞれの詳しい原因と対処法を解説していきますよ。
★ご飯中の環境に不安がある
生後6ヶ月くらいまでの子犬は、かなり繊細でちょっとした変化にも敏感です。
よくある生活音や少しの環境変化で食欲がなくなる場合もあります。
お迎えしてからまだ日が浅いなら、特に注意深く観察してあげる必要があります。
次のチェックリストに当てはまるものがないか確認してみましょう。
いかがでしたか?
一つでも当てはまるものがあるのなら、すぐに対策が必要でしょう。
環境に不安を感じている場合の具体的な対処法を紹介します!
子犬の居住スペースを完全に分けるのが難しい場合もあると思います。
そんな時は、ご飯の時間だけでもホッと落ち着けるような空間を作ってあげると良いでしょう。
子犬専用のサークルやケージを用意するのが手軽でおすすめです!
★フードが常に出しっぱなし
ご飯の器、出しっぱなしにしていませんか?
実はこれ、かなりのNG行為だと知っていますか?
器が出しっぱなしだと、いつでもご飯が食べられると学習してしまい、ご飯の時間にフードを食べなくなります。
まずドッグフードを与える時間と場所を決めましょう。
子犬にドッグフードを与える時間と場所は、できるだけ一定にするのが理想です 。
与える時間と場所を決めるのは、子犬に食事のリズムやルールを覚えさせたり、安心感や信頼感を与えたりするのに効果的です。
ご飯を食べない時は、合間におやつ等の間食をさせないのもポイント!
子犬が、「今食べないと代わりのご飯やおやつはもらえない」と理解すれば、ご飯を食べるようになりますよ。
★ご飯の時間が不規則
ご飯を与える時間は毎日同じにしていますか?
早い時間に与えてみたり、遅い時間に与えてみたりしているなら今すぐやめてください。
子犬はとても繊細なので敏感に環境の変化を感じ取り食欲がなくなってしまいます。
もちろん全然気にしない子もいますが、、、笑
⑤歯が生え変わる時期だから
子犬の歯は、生後4ヶ月半頃から永久歯に生え変わり始めます。
なので、5ヶ月ごろの子犬は、乳歯がぐらぐらしている不快感で食べるのを嫌がる場合があります。
もしも、愛犬がご飯を食べにくそうにしていたり、嫌がっていたりしたらフードの与え方に工夫してあげましょう。
1。フリーズドライタイプ
フリーズドライタイプは、指で簡単にほぐせるくらい柔らかいので、歯が不安定な子犬でも比較的食べやすいです。フリーズドライでも、食べにくそうならお湯でふやかしてあげるとさらに食べやすくなりますよ。
2.ウェットタイプ
ウェットタイプのフードも食べやすさは抜群です。嗜好性の高さが特徴ですね。
ウェットフードだけを与えているとドライフードに戻したときに食べてくれなくなる可能性もあるので、全てをウェットフードにするのではなくトッピングなどで活用するといいでしょう。
⑥ストレス
疲れや体調不良が原因で食欲がなくなっている可能性があります。
・遊びすぎたり、必要以上にかまいすぎたりしていませんか?
生後5ヶ月の子犬は、まだ体や脳が成長している時期なので、たくさんの睡眠が必要です。
生後4ヶ月~5ヶ月の子犬に必要な睡眠時間
14~16時間程度
頻繁にかまいすぎると疲れから食欲が低下してしまいます。
睡眠不足以外にも、様々な要因でストレスを感じます。
- 苦手な人・犬がいる
- 環境が変わった
- 新しい犬が来た
- 留守番の時間が長い
- 家族関係が不仲
- 睡眠不足
などなど・・・。
環境の変化や先住犬との関係性、飼い主がイライラしているなども子犬にとってはストレスになります。
ストレスを全部取り除くのは難しいと思います。
というか、不可能ですよね。
なので、思いっきり遊んで、ストレス解消してあげましょう。
子犬にとって、遊びは一番のストレス解消法ですよ。
⑦病気や誤食が原因
生後5ヶ月の子犬がご飯を食べない時に怖いのは、感染症・誤飲誤食などが原因の時です。
元気がない、ウンチがいつもと違うなど気になる様子があれば早めの受診が必要です。
生後4ヶ月を過ぎると割合は減りますが、体の小さな子犬は低血糖にもなりやすいので気を付けてみてあげてください。
子犬は体力が低く、数日ごはんを食べないとすぐに衰弱してしまいます。
元気がない・震える・舌が白くなるなどの症状が見られたら、すぐに動物病院に連れて行ってください。
ご飯を食べない子犬におすすめの食べさせ方
子犬がごはんを食べない場合、以下のような効果的なごはんの与え方を試してみてください。
①フードの種類・量・回数を変える
子犬の年齢や体重に合わせて、フードの量や種類、回数などを変えましょう。
生後6ヶ月までの子犬の食事回数は1日3回が目安です。
ドッグフードの袋に記載されている給与量の目安も参考にしてください。
5ヶ月の子犬の食欲が低下するのも、わがままや甘えで食べたがらないのも、成長過程で必ず起きることです。
回数や量にとらわれすぎずに、子犬の様子を見ながらフードの量を調整してください。
食の好みは個体差があるので、どうしても食べてくれないなら別のドックフードを試すのがいいですよ!
②手から直接与えてみる
どうしても食べてくれない時は、飼い主の手から直接与えてみてください。
子犬にとって飼い主の手のひらは、かなり安心感があるものです。
手から与えすぎると癖になってしまいますが、不安な気持ちでご飯が食べられないのなら、まずは安心感を与えてあげましょう。
手から直接食べ→器食べに移行する方法を紹介します。
焦らず、ゆっくりがポイントです!!
③トッピングをかける
子犬がドッグフードに全く興味を示さない場合は、少し工夫が必要です。
ドッグフードを水やお湯でふやかしたり、缶詰や手作り食をトッピングしたりして、香りや味を変えてみましょう。
ただし、トッピングはドッグフードの10%以下に抑えるようにしてください。
食いつき抜群!安全性も申し分なし!のプロトリマーいちおしのトッピングを紹介しましょう。
Onedog Deli
「OnedogDeli」は食いつき抜群のトッピング専用フードです。いつものご飯にかけるだけで驚くほどぺろりと食べてくれると話題の商品ですよ。
「OnedogDeli」は、オールステージ対応なので幼い子犬にも与えられます。子犬に与える際はパピー用フードの2~3割を「OnedogDeli」に置き換えてください。
モグキューブ
フリーズドライ製法だから風味や美味しさを損ねず、食いつきもばっちり!
フードとしてはもちろんですが、指で簡単にほぐせるのでトッピングとしても使えます。
トッピングにもなるおすすめフードをもっと見たいならこちらの記事を読んでみてください。
→トッピングとしても大活躍の食いつき抜群フードをまとめた記事をチェック
④器を置きっぱなしにしない
ごはんを食べ終わったら、すぐに器を片付けましょう。
食べなくてもご飯を出しっぱなしにしておくのは、長くても30分です。
子犬に「ごはんは決まった時間にしか与えられない」ということを教えるために必要です。
遊び食べの習慣をつけないようにするためにも食器は一定時間で片付けてください。
子犬がごはんを食べない時の注意点
①おやつや人間の食べ物を与えすぎない
子犬におやつや人間の食べ物を与えすぎないようにしましょう。
これは子犬の健康と栄養バランスを守るためです。
また、おやつや人間の食べ物を与えすぎると、子犬がドッグフードを嫌がるようになる可能性もあります。
②子犬がごはんを食べない場合、何日も様子見しない
ごはんを食べない時に様子を見ていい日数は、子犬の場合1日までです。
成犬なら、2日程度なら様子見も可能ですが、子犬はそういう訳には行きません。
子犬は成犬と違い、体が小さいので体調の悪化が早いんです。
少しの違和感を感じたら直ぐに受診するようにしましょう。
子犬がご飯を食べないのにおやつは食べる場合・受診は必要?
子犬がおやつしか食べてくれない!
こんな時は、基本的に元気いっぱいなら、焦って受診する必要はありません。
もしも、元気がない・嘔吐や下痢などの症状が見られたなら早めの受診をおすすめします!
おやつしか食べないのは、わがままである可能性が高いです。
なので、ここまでに紹介してきた対処法を実践してみてください。
- すべて試しても原因が分からない。
- 子犬の様子に違和感を感じる
などの場合は無理に食べさせようとせずに早めに病院を受診してくださいね!
まとめ
今回は、月齢ごとのご飯を食べない理由と対処法について解説してきました。
ご飯を食べない理由として考えられるのは、様々です。
子犬の成長は著しい為、ご飯を食べない原因も日々どんどん変わります。
子犬の様子を毎日しっかり観察して少しの違和感に気づくことが大切です。
↓↓ほかの月齢の子犬がご飯を食べない原因を確認する↓↓
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