生後6ヶ月7ヶ月を過ぎた子犬がご飯を食べない!
今までよりも食欲が落ちている気がする、、。
こんなお悩みはありませんか?
この記事では、生後6ヶ月7ヶ月の子犬がご飯を食べない原因と対処法を分かりやすく紹介していきます!
トリマー歴10年の筆者が、早急な病院の受診が必要か?の判断基準も解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
生後6ヶ月・7ヶ月の子犬がご飯を食べない原因
6ヶ月7ヶ月の子犬がご飯を食べない場合、必ずしも病気とは限りません。
ご飯を食べない時に、考えられる原因は様々な理由は様々です。
それでは詳しく解説していきましょう。
①子犬が途中でご飯をやめるのは成長期が終わったから
ご飯を途中で残してしまうなら、成長過程で食欲が低下したせいかもしれません。
子犬の成長は、だいたい半年から1年ほどで落ち着きます。小型犬は生後5ヶ月を過ぎた頃から徐々に落ち着き始める子もいます。
成長が落ち着くと、必然的に食欲が低下しやすくなり餌を残しがちです。毎回ご飯を食べきれず残すなら、1回に食べきれる量まで減らしてあげてください。
「朝はあまり食べないけど、夜はしっかり食べる」など食欲のリズムには個体差があります。
愛犬の様子を観察して、ちょうどよい食事量を見つけてあげてくださいね。
ご飯を食べなくなったからといっておやつ等の味の濃いものを与えるのはNG!
さらにご飯を食べなくなる悪循環に陥ります。
おやつを与えることで起きる悪循環
成長期終了で食欲低下→ご飯を残す→焦っておやつ等を食べさせる→お腹はすいていないけど美味しいから食べる→おやつを食べているからお腹がすかない→ご飯を残す
成長期の終わった子犬は、自分の体に合う食事量をちゃんと知っています。
過度に心配しすぎず見守ってあげましょう。
②わがまま(反抗期)
6ヶ月・7ヶ月の子犬がご飯を食べない場合、わがままであるパターンも多いです。子犬の反抗期は、一般的に生後4ヶ月~8ヶ月頃まで続きます。
体調不良ではなく、わがままでご飯を食べない時の特徴は以下の通りです。
「おやつは食べるのにご飯を食べない」
これは、愛犬の中で「ご飯を食べない→おやつがもらえる」という認識になっているせいです。
わがままが原因の場合、ご飯を食べさせるには、愛犬との根比べをする必要があります!
ご飯を食べないから、代わりにおやつを・・・手作り食を・・・という流れを今すぐやめてください。
うちの子、茹でたササミときゅうりしか食べないんです~
こんな飼い主さん結構いるんですが、本当にやばいので今すぐ対処が必要です。
おやつやササミ、きゅうりだけで犬は生きていけません。
今すぐ「ドッグフードを食べないと何も食べられない」と覚えてもらう必要があります。まず、ご飯を食べないなら20~30分程度で器を片付けましょう。そして、次のご飯の時間まで何も与えないでください。
これを繰り返すとお腹がすいたタイミングでご飯を食べてくれるようになりますよ。
おやつをあげるくらいなら、栄養満点のフードをトッピングしてあげた方がいいかもしれませんね。
③ドッグフードに問題がある
生後6ヶ月・7ヶ月の子犬がご飯を食べない場合、ドックフードに問題がある可能性考えてみましょう。
それでは、それぞれの詳しい原因と対処法を解説していきます!
★ドッグフードを変えた
最近、ドックフードを変更しましたか?
子犬に限ったことではなく、犬がフードを変えたせいでご飯を食べなくなるのはよくあることです。
今までよりもランクの低いフードに変更してみたら食べてくれなくなった・・なんて話はよく聞きます。
犬は、基本的に匂いや味、食感などで美味しさの判断をしています。
そのため、品質の低いフードや今までと違う香り・味のするドッグフードは警戒して食べません。
ドッグフードを変更すること自体は、特別問題のある行為ではありません。
しかし、いきなり新しいフードに切り替えるのはやめてください。
警戒して食べない可能性はもちろんですが、急にフードが変わることで、下痢や嘔吐などを引き起こしやすくなります。
少しずつ今までのフードに新しいフードを混ぜて、1週間程かけて切り替えていきましょう。
★好きじゃない
ドッグフードの味・匂い・食感のどれかが気に入らないのかもしれません。
好みの問題もありますが、このケースでよくある理由は2つです。
- グレードの低いフードに切り替えた
- おやつのあげすぎ
価格の安いフードは基本的に味が落ちるので、食べてくれないことがあります。
きっと「前のご飯の方がおいしかった」「好きじゃないから食べたくない」と思っているのでしょう。
安い=悪いとは言い切れませんが・・・。
低価格・大容量なのに食いつき抜群!!!
こんなフードは食いつきをよくするために様々な添加物が含まれています。
フードを選ぶときは原材料をしっかりチェックして安全性の高いものを選びましょう。
→安全性・嗜好性ばっちりのおすすめフードを比較した記事を見る
おやつのあげすぎもフードに興味を示さなくなる一因です。
おやつは、犬が喜んで食べるように嗜好性が高く作られています。
一方、ドライフードは栄養バランスを優先しているため、おやつよりも嗜好性は低くなりがちです。
「ご飯を食べない時はおやつを与えない」を徹底してください。
ご飯を食べないからと、おやつ等を与えるのは逆効果なので絶対ダメ!
「ドッグフードを食べなければ、美味しいものがもらえる」と学習してしまいます。
これは犬との根比べです。
強い心で耐えましょう!
★酸化して味が落ちた
買ったばかりのフードは食べるのに、しばらくすると食べなくなる。。。
もしかしたら、ドッグフードの酸化が原因かもしれません。
大容量のドッグフードを購入しているなら、特に注意が必要です。
酸化したフードは匂いや味が変化するので、嫌がって食べてくれなくなります。
つきこ
酸化したフードは体調不良の原因にも!!
酸化したドッグフードは下痢などの体調不良の原因になります。
ドッグフードは空気に触れている限り酸化し続けます。
でも、少ない容量のフードはコスパ悪いのよ・・・。
そんな方におすすめしたいのが、真空保存です!
真空保存は、お腹の弱い愛犬のいる家庭にもおすすめしたい方法です。
ドックフードを小分けにして真空保存しておくことで、品質も下がらず、嫌がらずに食べてくれるので一石二鳥!
④ドックフードの与え方に問題がある
6ヶ月~7ヶ月ごろの子犬は、ドッグフード自体に問題がなくても、与え方が間違っているとご飯を食べてくれないことがあります。
それぞれの詳しい原因と対処法を解説していきますよ。
★ご飯中の環境に不安がある
生後6ヶ月くらいまでの子犬は、かなり繊細でちょっとした変化にも敏感です。
よくある生活音や少しの環境変化で食欲がなくなる場合もあります。
お迎えしてからまだ1,2ヶ月程度なら、特に注意深く観察する必要があります。
次のチェックリストに当てはまるものがないか確認してみましょう。
どうでしたか?
一つでも当てはまるものがあるのなら、すぐに対策が必要でしょう。
環境に不安を感じている場合の具体的な対処法を紹介します!
可能な限り不安要素をなくしてあげましょう。
とはいえ、全てを取り除くのは難しいこともありますよね。
そんな時は、子犬がほっと落ち着けるような空間を作ってあげると良いでしょう。
子犬専用のサークルやケージを用意するのが手軽でおすすめです!
★フードが常に出しっぱなし
ご飯の器、出しっぱなしにしていませんか?
実はこれ、かなりのNG行為だと知っていますか?
器が出しっぱなしだと、いつでもご飯が食べられると学習して、ご飯の時間にフードを食べなくなります。
まずドッグフードを与える時間と場所を決めましょう。
子犬にドッグフードを与える時間と場所は、できるだけ一定にするのが理想です 。
与える時間と場所を決めるのは、子犬に食事のリズムやルールを覚えさせたり、安心感や信頼感を与えたりするのに効果的です。
ご飯を食べない時は、合間におやつ等の間食をさせないのもポイント!
子犬が、「今食べないと代わりのご飯やおやつはもらえない」と理解すれば、ご飯を食べるようになりますよ。
★ご飯の時間が不規則
ご飯を与える時間は毎日同じにしていますか?
早い時間に与えてみたり、遅い時間に与えてみたりしているなら今すぐやめてください。
子犬はとても繊細なので敏感に環境の変化を感じ取り食欲がなくなってしまいます。
もちろん全然気にしない子もいますが、、、笑
⑤ストレス
疲れや体調不良が原因で食欲がなくなっている可能性があります。
・遊びすぎたり、必要以上にかまいすぎたりしていませんか?
頻繁にかまいすぎると疲れから食欲が低下してしまいます。
子犬は疲労以外にも、様々な要因でストレスを感じます。
- 苦手な人・犬がいる
- 環境が変わった
- 新しい犬が来た
- 留守番の時間が長い
- 家族関係が不仲
- 睡眠不足
などなど・・・。
環境の変化や先住犬との関係性、飼い主がイライラしているなども子犬にとってはストレスになります。
ストレスを全部取り除くのは難しいと思います。
というか、不可能ですよね。
なので、思いっきり遊んで、ストレス解消してあげましょう。
子犬にとって、遊びは一番のストレス解消法ですよ。
ストレス解消として効果的なのは、かじりやすいぬいぐるみや思いっきり引っ張りっこができるロープなどです!
いっぱいかじるのは、歯磨き効果もあるのでおすすめです。
柔らかくて突起がたくさんついているので、小さなワンちゃんもガジガジしやすいとお客様から好評のぬいぐるみです。
他にもかわいらしいデザインのぬいぐるみがたくさんありますよ。
⑥病気や誤食が原因
生後6ヶ月・7ヶ月の子犬がご飯を食べない時に注意したいのは、感染症・誤飲誤食などが原因の時です。
元気がない、ウンチがいつもと違うなど気になる様子があれば早めの受診が必要です。
生後4ヶ月を過ぎると割合は減りますが、体の小さな子犬は低血糖にもなりやすいので気を付けてみてあげましょう。
子犬は体力が低いので、数日ごはんを食べないだけでもすぐに衰弱してしまいます。
元気がない・震える・舌が白くなるなどの症状が見られたら、すぐに動物病院に連れて行ってください。
餌を食べない6ヶ月の子犬におすすめの食べさせ方
子犬がごはんを食べない場合、次のごはんの与え方を試してみてください。
①フードの種類・量・回数を変える
子犬の年齢や体重に合わせて、フードの量や種類、回数などを変えてください。
6ヶ月・7ヶ月の子犬の食欲が低下するのも、わがままや甘えで食べたがらないのも、成長過程で起きがちなことです。
生後6ヶ月~7ヶ月頃の子犬の食事回数は、1日2回と言われていますがあくまでも目安です。
食事回数や量にとらわれすぎず、子犬の様子を見ながらフードの量を調整してください。
食の好みは個体差があるので、どうしても食べてくれないなら別のドックフードを試すのがいいですよ!
②手から直接与えてみる
どうしても食べてくれない時は、飼い主の手から直接与えるのも効果的。
子犬にとって飼い主の手のひらは、かなり安心感があるものです。
手から与えすぎると癖になってしまいますが、不安な気持ちや警戒心からご飯が食べられないのなら、まずは安心感を与えてあげましょう。
手から食べるのをやめさせる方法もあわせて紹介します。
焦らず、ゆっくりがポイントです!!
③トッピングをかける
子犬がドッグフードに全く興味を示さない場合は、少し工夫が必要です。
ドッグフードを水やお湯でふやかしたり、缶詰や手作り食をトッピングしたりして、香りや味を変えてみましょう。
ただし、トッピングはドッグフードの10%以下に抑えるようにしてください。
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Onedog Deli
「OnedogDeli」は食いつき抜群の犬用フローズンフードです。いつものご飯にかけるだけで驚くほどぺろりと食べてくれると話題の商品ですよ。
「OnedogDeli」は、オールステージ対応なので子犬にも与えることが可能です。子犬に与える際はパピー用フードの2~3割を「OnedogDeli」に置き換えるようにしてください。
わんちゃんの青汁パウダー
わんちゃんの青汁パウダーは食いつきも栄養バランスも抜群の栄養補助食品です。
いつものご飯にさっとかけるだけでパクパク食べてくれますよ。
嗜好性の高いウェットフードやフリーズドライフードをトッピングとして活用する方法もオススメ!!
④器を置きっぱなしにしない
ごはんを食べ終わったら、すぐに器を片付けましょう。
ご飯を出しっぱなしにしておくのは、長くても20分~30分です。
たとえご飯を食べなくても、一定時間で片付けてください。
子犬に「ごはんは決まった時間にしかもらえない」ということを教えるために必要不可欠です。
遊び食べの習慣をつけないようにするためにも食器は時間を決めて片付けてくださいね。
子犬が餌を食べない時の注意点
①おやつや人間の食べ物を与えすぎない
子犬におやつや人間の食べ物を与えすぎないようにしましょう。
これは子犬の健康と栄養バランスを守るためです。
また、おやつや人間の食べ物を与えすぎると、子犬がドッグフードを嫌がるようになる可能性もあります。
②子犬がご飯を食べない場合、何日も様子見しない
ごはんを食べない時に様子を見ていい日数は、子犬の場合1日までです。
成犬なら、2日程度なら様子見も可能ですが、子犬はそういう訳には行きません。
子犬は成犬と違い、体が小さいので体調の悪化が早いんです。
少しの違和感を感じたら直ぐに受診するようにしましょう。
子犬が元気でおやつは食べるのに、ご飯を食べない時
愛犬がおやつしか食べてくれない!病気かな?
ご飯は食べないのにおやつは食べる場合、基本的に元気があるなら、焦って受診する必要はありません。
もしも、元気がない・嘔吐や下痢などの症状が見られたなら早めの受診をおすすめします!
おやつしか食べない場合
「わがまま」または「成長期が終わった合図」である可能性が高いです。
なので、ここまでに紹介してきた対処法を実践してみてください。
- すべて試しても原因が分からない。
- 子犬の様子に違和感を感じる
などの場合は無理にご飯を食べさせようとせずに早めに病院を受診してくださいね!
6ヶ月・7ヶ月の子犬が餌を食べない時のよくある質問
6ヶ月・7ヶ月の子犬が餌を食べない時のよくある質問をまとめました。
- 生後6ヶ月・7ヶ月の犬の食欲は?
- 6ヶ月・7ヶ月の子犬に与えるご飯の量は?
- 子犬が元気なのにご飯を食べないときはどうしたらいいですか?
では詳しく見ていきましょう。
生後6ヶ月・7ヶ月の犬の食欲は?
生後6か月・7ヶ月の子犬は食欲が落ちることがあります。
これは、成長期が終わりかけているためです。
子犬は急激な成長時期を過ぎると、成長速度がゆるやかになります。
成長がゆるやかになるので、必要とするエネルギー(カロリー)量が減り、その分食べる量も緩やかになる、というわけなのです。
引用元:ニュートロ公式サイト
大型犬の場合、成長期が1,2歳まで続く子もいるので、食欲旺盛な時はたくさんご飯を食べさせてあげましょう。
成長期の子犬で気を付けたいのは肥満よりも栄養不足です。
1日のエネルギー摂取量が愛犬に合っているのかをしっかり確認しましょう。
6ヶ月・7ヶ月の子犬に与えるご飯の量は?
6ヶ月・7ヶ月の子犬に与えるごはんの量は、犬の月齢や体重によって異なります。
さらには、ドッグフードの種類によっても変わってきます。
まずは、ドッグフードのパッケージの裏面や公式サイトに記載してある給仕量を確認してください。
【ごはんの量を見直すサイン】
便が緩い→ご飯の1回量が多く、消化不良を起こしている可能性アリ
便が小さくて硬い→ご飯や水の量が足りていない可能性
正確なご飯の量は犬によって違います。
愛犬の様子をよく観察したり、動物病院で体重や体格のチェックをしてもらったりしましょう。
6ヶ月・7ヶ月の子犬が餌を食べない時は「まとめ」
今回は、月齢ごとのご飯を食べない理由と対処法について解説してきました。
ご飯を食べない理由として考えられるのは、様々です。
子犬の成長は著しい為、ご飯を食べない原因も日々どんどん変わります。
子犬の様子を毎日しっかり観察して少しの違和感に気づくことが大切です。
↓↓ほかの月齢の子犬がご飯を食べない原因を確認する↓↓
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